65歳以上の人たちの4人に一人が認知症になると言われているこの時代。
しかし!!
65歳以上の人たちは、よくよく考えてみると生活全般が今みたいに便利ではない時代を長く過ごしてきた人たちなので、その時々で色んなところでいろんな工夫をして、頭を使って考えてきたはずなのに、それでも4人に一人が認知症になるの?
5年生が算数の文章題を解いています。最近、どんなお話なのかきちんとイメージできないお子さまが多くなってきたように感じます。
世の中が便利になりすぎてね自分ではあまり物事を考えなくても良くなってきたからなのでしょうか?
困った事ですね。
お話しの意味をよく考えないで数字だけを引っ張り出して適当に計算するのは駄目ですよ。
意味をしっかり考えて何がどうしたのか。
何をどうするのか。
まずは、面倒がらないでじっくり考えてみましょうか。
「先生あのね、大仏様のおでこのイボみたいなの、なんだか知ってる?」
「おでこについてるイボね。」
「第三の目かな?」・・・
「あれはね、毛なんだよ」
一緒にいたみんなも「えー」っと驚く!!
なんで毛なんだ?とか、どうして抜かなかったのか・・・とか子どもの発想は面白い。
それで、調べてみることにした。
仏相の中では、白毫(ビャクゴウ)といいい、これは、右回りの螺旋状の白い毛です。
伸ばせば長さが1丈5尺=約4.5mもあるとされています。
実際の像では、白い渦巻きとして画かれたものや、もとから付いてない像や、途中でとれた像も有ります。
仏の慈悲の光りを表わすと言われています。
白毫(びゃくごう)のような特徴は、三十二相と言って、32個あると言われていて、いろいろな特徴があるんですね。
変わっていると思うことも、実はちゃんと意味があるんですね。
けいちゃんのお蔭で一つ賢くなりました。
先週の三年生の課題の話です。
「周りの長さはいくつかな?」という学習をしました。
ある形の辺の長さのヒントを見ながら聞かれている辺の長さを求めた後に周囲の長さを求める問題です。
この課題では、わかっている辺の長さをもとに分からない辺の長さを求めるのですが、最初は、この辺の長さが同じくらいだから・・・と見た感じで同じくらいの辺の長さ見つけて答えているお子さまがたくさんいらっしゃいました。
形によっては、長方形や正方形に置き換えるともっと簡単に長さがわかるのですが、そこも気づかずに凹凸の部分を出たり、引っ込んだり数え足していくうちに計算間違いをしたり、同じところを何度も数えて間違うお子さまもいらっしゃいました。
この課題は、単に辺の長さや周りの長さを求めるというだけではなく、「自分に必要な情報をどれだけ周りから収集して問題解決に役立てられるか」という目的があります。
算数を解くだけではなく、普段の生活の中で生きていくためにとても大切な力を養っていることになります。
ご家庭で保護者の方がやってみることでお子さまがどんなふうに思考したのかが分かっていただけます。必ず見直しを行ってくださいね。
脳トレ教室に通う小さなお子様方
お遊びをしながらいろいろなことを考えています。
遊びを見ていると、「あっ!!今気付いた。」「あっ!!考えてる!・・・」といろんな発見が楽しめます。
しかし!!
お家で遊んでいる時は、どうでしょうか?
静かに遊んでいるから今のうちにお洗洗濯を・・・お掃除を・・・今のうちに…ってお子様を一人で遊ばせてお母さまはお仕事をしていませんか?
子どもたちは、自分の世界で遊んでいるのですが夢中になりすぎてついつい外からの情報をシャットダウンしてしまうことがあります。
集中して遊んでいるねーと見ていて感じる時です。
お母さんとしては集中しているからそっとして遊ばせてあげたいと思われるかもしれませんが、この遊びが長くなると名前を読んでも返事をしなくなったり、目線が合わなくなってしまいます。
お子さまが夢中で遊んでいる時は、どんなことして遊んでいるの?とか、ママも一緒に遊びたいなぁ…と声をかけてお子様の反応を見ながら言葉のやり取りもおこなってくださいね。
最近、やたらと「わからん」「教えて」と言われるお子様がいらっしゃいます。
ご家庭でお子様が「わからん」と言ったときにお母さまはどうされていますか?
すぐに「これはね、こうやってこうしてこういうことよ。」と説明していませんか?
日々あまりにも繰り返し自分で考えるより噛み砕いて聞くことに慣れてしまうとお子様は自分で考えることが面倒くさくなってしまいます。
どんなことでもすぐに答えをあげないで一緒に考えてみてください。
考えるということは手間ひまがかかるものなんだということを小さい時期に覚えさせないと学習が本格的に始まった時に自分で考えることが面倒で「考えたくない」「やりたくない」と思う人になってしまいます。